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中西 貴宏; 舟木 泰智; 御園生 敏治
no journal, ,
水産物への放射性セシウムの移行挙動を評価するためには、水圏における放射性セシウムの分布と動きを把握することが、基礎的な情報として必要となる。河川・ダム湖水中のセシウム137濃度の時間変化と、海底土中のセシウム137濃度の空間分布を明らかにした。
新里 忠史; 佐々木 祥人
no journal, ,
林産物への放射性セシウムの移行量を見積もり今後の濃度を予測するためには、森林における放射性セシウムの分布と動きを把握することが、基礎的な情報として必要となる。森林斜面における長期観測の結果、森林におけるセシウム137の動きは非常に緩慢であり、樹木に含まれるセシウム137は5%程度であることが明らかとなった。
阿部 智久; 眞田 幸尚
no journal, ,
広範囲の土壌放射性物質濃度を簡単迅速にモニタリングできる技術の確立のため、土壌表面を「面」でサーベイすることで土壌放射性物質濃度をリアルタイムに測定できるファイバ型モニターの開発を行った。本モニターを仮置場で使用し検証した結果、迅速な方法で仮置場跡地全体の土壌放射性物質濃度の分布状況を把握できた。
佐久間 一幸
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観測結果をベースとし、河川から海へ流出するセシウム量を精度よく推定する解析モデルを開発した。評価対象河川は阿武隈川と浜通り13河川とし、福島第一原子力発電所事故後の河川を通じて海へ流出する
Cs流出量を算出した。その結果、事故後半年間のCs流出量は、福島第一原子力発電所から海への直接放出および大気由来のフォールアウト量に比べ、流出量が2桁程度少ないことがわかった。
操上 広志
no journal, ,
渓流魚に着目し、環境モニタリングデータとモデルを利用して森林から渓流魚へ移動するセシウムの経路を分析した。その結果、渓流魚に取り込まれるセシウムは、異なる3つの経路から供給されることが明らかになった。葉や落葉層に含まれるセシウム濃度の急速な低下が渓流魚中のセシウム濃度の低下に大きく影響していることが分かった。
渡辺 貴善; 川瀬 啓一; 沢田 憲良*
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日本原子力研究開発機構では、計画的な除染を支援するため、除染の効果を予測するシステム(除染活動支援システムRESET: Restoration Support System for Environment)を整備している。このシステムでは、除染により空間線量率の低減がどのくらい期待できるか、将来の空間線量率が時間とともにどのように変化するのかをシミュレーションすることができる。
伊藤 聡美; 佐々木 祥人; 長尾 郁弥
no journal, ,
福島県の森林内において、放射性セシウムは表土土壌に多く存在していることが分かっている。森林内で採取できる食用林産物においては、食品の基準値(100Bq/kg)を超える濃度の山菜やきのこ等が存在しており、福島県の一部地域では出荷制限がかけられている。本報告では、これらの山菜やきのこの中で、比較的多くの地域で出荷が制限されている種のひとつであるコシアブラの根を含めた各器官の濃度、根の土壌分布等の調査結果を報告するとともに、これらの福島県内で得られた様々な研究開発成果の情報を広くわかりやすく伝えるためにおこなっているアウトリーチ活動について報告する。